昇降板のガイド

今週は小物類を製作しております。来週からはテーブルなど大きいものの製作が始まります。小物を作っているときに急に大型の家具などを作るのは切り替えがなかなか難しいです。小物はすごく細かい仕事が続くので大きな家具になったときに精度の感じとか気にするポイントが違ったりします。なんとなく機械の写真を撮ってみました。昇降盤という、主に木を縦に切る機械です。業界用語(?)で「ひきわる」ということが多いですね。丸ノコ状の刃物とガイドの間を木を通して切断します。溝をついたりもでき、使用頻度の多い機械です。このガイドがなかなか便利でハンドルを回すと簡単に微調整ができます。高山の職業訓練校時代にこのタイプを使って使いやすかったので買うならこれと決めていました。

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散髪

今日はいつもの馴染みの美容院に行って髪を切ってきました。

こんなこと言ったら変ですけど私はなんの個性もない普通の短髪なのですがいつも1時間以上もかけて切ってくれるんです。一本の遊び毛も許さないといった感じで仕上がりがとても丁寧に感じます。美容院もころころ変えて定まっていませんでしたが今は一途に通っています。

一見無駄に見えるけども丁寧な仕事というのは場合によっては人を喜ばせることがあるんだなと感じます。恐れ多くも自分に置き換えて考えてみると同じように木のササクレとか逆目が出ていたら気になって仕方ないし、テーブルなどの板剥ぎのときにはああでもないこうでもないと木を何度も並び変えて一番しっくりくるパターンにするまでに時間がかかったりで無駄なことをしているな感じることもあります。でもその一手間がお客さんを喜ばせることにつながることもあると思えると少し嬉しい気持ちになることができます。こういうのを「職人冥利に尽きる」というのでしょうか。

おそらくこれからもこの美容院に通い続けることでしょう。

私自身はオシャレ番長ではないのでお店の名前は伏せておきます(笑)

長久手市作田の某美容院です。

裁縫箱

本日、新商品の裁縫箱が完成しました。裁縫については小中学校の家庭科程度の知識しかありませんでしたので妻や周りの女性の協力は必要不可欠で「女子とは」というところから講義が始まりました。男にはわからない世界なので「ふーん」と聞きながらも素直に意見を取り入れました。この作品についてはいつもの作品の雰囲気より少しレトロで工芸品的な感じを出すようにしました。裁縫箱特徴的な箇所は蓋の構造です。二つに折れて後ろの方で立つようになっています。こうすることで後ろにスペースも必要とせず、邪魔になりません。この新しい試みこの方法は他の家具でも応用できるかもしれません。

本日行った撮影は光がうまく入る場所に家具を動かしたり、カメラのセッティングをしたりでああでもないこうでもないと毎回すったもんだしながら行っています。スタジオがあればと毎回思いながらもこれはこれで楽しかったりします。

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エコノミーサンダー

新しく導入したベルトサンダーの一種で曲面削ったり平面を削ったりできる機械です。ずっとほしかったんですよ、コレ。長谷川ウッドテックのユニバーサルサンダーが有名ですがこの機械は同じメーカーの小型盤です。ベルトをモーターで回すだけの簡単な機械ですが結構高いんで躊躇していました。

主に今は椅子の丸みをつけるときに使っています。手で局面を作る場合ヤスリで削るのですがどうしても丸くなったり面がゆがんだりしますがこの機械を使うとそれはないので精度が上がります。あと手の10倍くらい早い!これから主力として活躍するでしょう。

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